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ワーキンググループ会議

口頭発表、ポスター発表の枠組みに加えて、テーマ別に会員が自由に討議できるイベントです。本大会では大会1日目の9月18日(土)の特別セッション終了後、Zoomにて開催します。開催時間や参加方法に関する最新の情報は、参加者HPに掲載いたしますので、ご確認ください。ワーキンググループ会議への参加には、大会への参加登録が必要です。ログイン情報の交付が必要となるため、ゆとりを持った申し込みにご協力ください。 現在までにお申し込みいただいたグループを下記のとおりご紹介します。

9月18日(土)
16:00-18:00
石造文化財の保存修復ワーキンググループ
企画者:○石﨑武志、西浦忠輝、脇谷草一郎、星野玲子
内 容:このWGでは、日本および海外での石造文化財の保存修復に関しての取り組み事例、保存修復 手法、それぞれの現場での課題などを報告し合い、色々な分野の専門家同士の自由な意見交換により問題の解決へと進めていきたいと考えています。本会議は、ICOMOSの石造文化財の保存に関する科学委員会(ISCS)の会議も兼ねております。今後の活動計画に関しても議論を行う予定です。広範囲にわたる専門家および学生の参加を期待します。なお、本会議の後に、東アジア文化遺産保存学会WGを、開催する予定です。

16:00-17:00
文化財科学への量子ビーム応用推進ワーキンググループ
企画者:○田中眞奈子、齋藤努、阿部善也
内 容:放射光、中性子、ミュオンといった量子ビームの文化財科学への応用を推進するため「文化財 科学への量子ビーム応用推進ワーキンググループ」を開催します。放射光、中性子、ミュオンそれぞれの特徴や分析・解析手法を紹介するとともに、最新の文化財研究成果についても報告します。利用者同士の意見交換や交流に加え、量子ビームの利用に興味・関心をお持ちの方への情報提供やアドバイスも行います。皆さまのご参加をお待ちしております。

17:00-18:00
出土遺物の特性と化学分析の諸問題についてのワーキンググループ
企画者:○田村朋美、渡邊緩子、植田直見、大賀克彦、脇谷草一郎、柳田明進
内 容:文化財分野に蛍光X線分析をはじめとした分析装置の導入が進み、多くの分析結果が報告され る一方で、出土遺物の劣化特性や分析手法の特性についての理解不足に起因する問題も散見される。今回のワーキンググループでは、出土遺物の分析手法の標準化について議論するとともに、新たな分析手法として、レーザーアブレーションICP-MSの文化財への応用に向けての現状と課題について報告する。

較正曲線IntCal20と樹木年輪
企画者:○坂本稔,箱崎真隆,中尾七重
内 容:較正曲線IntCal20には,初めて日本産樹木年輪の炭素14年代が採用された。その結果,弥生 から古墳に至る時期の形状が変更されるなど,いくつかの重要な改訂が行われている。本ワーキンググループでは主に樹木年輪の立場からIntCal20の特徴と課題を整理し,次期IntCalに向けて日本産樹木年輪の測定が必要な時期の設定と,測定方針について情報を共有する。対象時期は年輪年代法の及ぶ範囲とするが,その延伸の可能性についても議論したい。

18:00-19:00
第5回土器科学分析ワーキンググループ
企画者:○宮田佳樹,西田泰民,中村俊夫,宮内信雄,堀内晶子,吉田邦夫,白石哲也,村本周三,福井淳一
内 容:今回は、2020年11月に採択された、令和2年‐6年度文部科学省 科学研究費補助金研究学術 変革領域研究(A)「土器を掘る:22世紀型考古資料学の構築と社会実装をめざした技術開発型研究」(領域代表者:小畑弘己教授(熊本大学))を紹介致します(http://www.fhss.kumamoto-u.ac.jp/archaeology/earthenware/)。本領域研究の全体概要、及び、計画研究A01、A03、B01班で行われている各研究トピックスの紹介を行う予定です。

東アジア文化遺産保存学会 日本支部
企画者:○今津節生、高妻洋成、澤田正昭、西浦忠輝
内 容:東アジアの文化遺産は歴史的背景、気象、材質や製作技法などヨーロッパとは異なる点も多い ので、保存・修復技術においても東アジア独自の創意工夫が必要となります。このような課題を解決するために、東アジア各国の文化遺産の保存・修復に携わる研究者や技術者・学生が一同に集まって交流し学び合うことを目的に国際シンポジウムを開催しています。このワーキンググループでは2022年8月25日(水)から28日(土)まで、札幌市教育文化会館で開催する第8回東アジア文化遺産シンポジウムの準備状況について報告します。なお、今年度も石造文化財保存修復のワーキンググループと共同で開催します。